午前三時の舞

ヨンウォニ ソニョシデ!

ネトフリSM映画モラルセンスの感想【少女時代ソヒョン主演】

f:id:sacchin_blue:20220213023522j:plain

2月11日ネットフリックス公開の、映画モラルセンスの感想です。(あぁ....このソヒョン様美しすぎる)


ジウ役が少女時代ソヒョン、ジフ役がジュニョンというどっちもアイドル出身が見事に演じていました。(ジウジフって書いている時に混同しそう。)

 

ネタバレをしますと、ジフがSMの首輪を購入して送り先を会社にするのですが(いや、そもそも会社に送るなや)名前が似ているせいもあって、ジウが受け取ってしまいます。そして、ジフがこんなことがあっても何一つ動揺を見せず、命令口調なジウに対して、SMプレイに興味がある!と感じ違いをし、自分の全ての秘密を包み隠さず打ち明けてしまいます。

そんな性的趣向の告白を受けても、ジフの人間性に興味があったジウは3ヶ月限定で主従契約を結ぶことを許可します。契約期間途中、ジウがジフを好きになってしまい「恋愛しろ」とジフに命令するのですが、SMパートナーとしては接することはできるけど自分の性的趣向のせいで元カノに振られて深く傷付いた経験のあるジフは彼女の告白を断ってしまい、気まずい関係になってしまいます。

 

その後、ジウの部下が誤ってかつて会社でSMプレイをした時の録音を全社メールで送信してしまい(ボールペンが録音できるもので誤録音されていた)2人は処分を受けることになりますが、その処分中にジフがジウに告白をして終わるという、韓ドラ的な展開、ハッピーエンドで終わりました。

f:id:sacchin_blue:20220213023545j:plain

この2人の演技力が凄すぎる・・・・。ジュニョンが犬役演じている姿に感動すらおぼえたね。ソヒョンも演技が上手すぎて、よくこの役を受けいれて演じてくださって・・・。ラブコメだけど相手の性癖やトラウマ全てを受け入れらるか?みたいな人間誰しも直面する問題を消化してくれて、最後のシーンはどうなんだろう?と個人的に思ってしまったんですけど、ハッピーエンド・バッドエンドにしろ最後まで描き切らないと、テーマからズレてしまうので自分が間違っていました!

 

SMはするけど性行為はしないって普通あり得るのか?というレビューを何件か見ましたが、むしろあの描写があったからこそリアルって思えましたけどね。BDSMはただマゾを虐めるだけではなく、関係性も楽しむもので常に上下がつきものなので、パートナーとするとかありえないね。

 

BDSMは関係性のプレイなので、最後は2人が結ばれていたけど、恋愛パートナーとするのはかなり大変というか、現実問題出来なさそうだなって思います。

 

個人的に、ソヒョンが麻縄を煮ていたシーンにとても萌えました。麻縄って、新品で買うと固くてとてもじゃないけど人を縛れないんですよ。縄のケバも火で炙らないといけないし、S側はやることが多いんですよね。火で炙ったら今度はそれにオイルを塗って縄を柔らかくしないといけないです。劇中ではヴァセリンを使用していましたが、私は椿油を使ったので高かった思い出です。この作業に加え自分の好きな色に縄を染める人もいて奥深いですよね。

でも劇中で亀甲縛りしてて草生えました。あんなに真摯な女王に仕えるジフは幸せ者だね。

f:id:sacchin_blue:20220213023518j:plain

もうね、ソヒョンが美しすぎてひれ伏したい。ただただ美しくて、劇中での衣装で特にお気に入りのがあったんだけど一回巻き戻してもう1回見てしまった。あまりにも驚きすぎてoh my god!!!って何度も叫んでしまった。あぁソヒョンちゃん綺麗です。美しいです。

 

さて、自分が映画を見ているときに印象に残ったシーンをメモしていました。

 

・社内で命令されたい時かけて、とジウがメガネを渡す

(いやいや、普通にこっちが命令したい時にするんじゃ?)

・ジウの誕生日に赤いハイヒールをプレゼント

(ルブタンでもない…何なのこいつ、とちょっと引く)

・マゾに搾取されていてかわいそう

(いちいち自分が主体で顔が良いから見てられるけど実際いたらウザい、エゴマゾかよ)

・むしろ性行為しないからまともなマゾかも

(ソヒョンがパートナーと性行為をしないのはおかしいか、という韓国版知恵袋を見ていたシーンにて)

 

普段の我々は様々な選択をして生きています。何かと責任もあったり、考えたくない時に考えなきゃいけなかったり、心底疲弊しているんですよ。(そんな時の責任世代に救心←電車にめっちゃこの広告ない?)特に男性なんかは、こうあるべきだ!という男性像を植え付けられながら育ってきたわけで、弱い部分を見せる=恥ずかしいことのように感じてしまい、それが更なるストレスに繋がっていると思うんですね。

 

だから、何も考えずに誰かに従うって楽なんですよ。で、何も考えずに命令に忠実に従って、これだけ従っているのに理不尽に責められ、物のように扱われ、本来の自分とは乖離した次元に行けるのがSMだと思っています。

 

自分で何も考える必要なく、命令に従い、頭がぼ〜っとしている時に、厳しい鞭や言葉が振るわれる。緊張感もたまらない。逆になでなでされたり優しくされたりしても、目新しいドキドキ感がないので、いつかは飽きてしまうと思うんですよね。でも、SMは次の行動と行動の間(ま)なんかもS側は計算して行なっています。

 

人生に1人でも敬愛するご主人様に出会うことができたら、とても幸せだと思います。(そもそもマゾ側の人間性がないとそういう人には出会えないと思うけどねw)それで美しかったら更に最高ですな。

 

あとは道具がカッコよくてときめく。今まで道具に何十万というお金を注いでいるのですが、とにかくときめきが止まらない。拘束という一つの方法でも、ガムテープや縄・手錠など様々な手段があって時と場に応じて変化させる楽しみもありますし、素敵な道具がたくさんあるので、見るだけでワクワクしちゃいます。

 

そして衣装も素敵。これほど平均身長より高くて良かったと思ったことはない。10cmはありそうな高いピンヒール、太ももギリギリまであるサイハイブーツ、革小物、ときめきます。女性の露出が多いのが好きではなく、最近流行りの痴女系みたいな衣装は嫌いで、スタイルが良くないと着られない昔ながらのゴテゴテした露出度が低い衣装が好きですね。高いので持ってないですがw

 

SM映画を積極的に見ていた時期があったのですが、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイに近いのかもしれない。そもそもSMって何か踏み出すきっかけや、元々の趣向がないと触れる機会ないし、目新しい人が多いから作品化沢山してくれたら嬉しいんだけど。

 

あと、2年前の大晦日にSM映画見に行ったんだけど、タイトルを忘れてしまった・・・、日本で2週間限定公開で確かフランス映画、死と隣合わせの時だけ最愛の妻に会えるから過激なSMにはまってしまう男の話。最後は、歯をペンチで抜かれてしまうという。(ブレスレスって映画でした!)自分はブレスレスってあまりSM映画と認知してないんですよね。究極の愛の話だと勝手に思っている。けど、SM映画に分類されて面白かったので紹介しやした〜。

 

疑問点

・韓国の男性はマゾが多そう

(韓国は日本より抑圧された社会で、男はこうしなきゃ!みたいなのが日本よりも根強く残っているし、受験戦争で勝たないと本当に厳しい将来が待っているし、20代の若い時期に2年間も兵役に行くので、日々疲れている人が多そうだから)